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九十九(つづら)折れ・・・ツヅラト古道は、約千年の昔、伊勢神宮より熊野三山詣での道として開かれた信仰の道である。 海抜357mのツヅラト峠は熊野古道有数の難所であった。宮川沿いの道をたどり、さらにその支流の大内山川沿いの道を辿り、山間の大小さまざまな坂を上下しながら進む道は、容易な通行でなかったことがうかがえる。
九十九(つづら)折れ・・・ ツヅラト古道は、約千年の昔、伊勢神宮より熊野三山詣での道として開かれた信仰の道である。 海抜357mのツヅラト峠は熊野古道有数の難所であった。宮川沿いの道をたどり、さらにその支流の大内山川沿いの道を辿り、山間の大小さまざまな坂を上下しながら進む道は、容易な通行でなかったことがうかがえる。 御詠歌を唱えつつ坂道を登りつめ、この峠に立って初めて「浄土に続く海」を見ることができた。山脈の遥か向こうに光る補陀落の海を眺め、巡礼の人々は信仰の聖域に辿り着いた実感に、疲れも吹き飛ぶ心地になったことだろう。
癒しの道・・・ ゆるやかな登りが続く林に囲まれた山道を行く「一石峠・平方峠」。そして林道を下ると下方に優美な古里海岸が見えてくる。 古里の集落を通り、古里トンネルを迂回する岬の道「海道」ルートは展望台から「紀伊の松島」の絶景が広がる。 道瀬海岸沿いをしばらく歩くと、道瀬トンネルの左側から熊谷道に入る。熊谷道の曲がりくねった道は昔、入り江であった跡だという。
はぜの木が多いから?・・・ 始神峠は、紀伊長島の町と海山町の境界をなす峠である。一部石畳道も残る江戸道、道脇を保護するために積上げられた見事な石垣の明治道の両ルートが残されている。 峠には昔茶屋があり、今も峠の隅に茶屋の土台石が残されている。峠からの眺めは最高! この峠を越えた文人の印象は・・・ 「はじかみ坂は西国礼所一二の険難なりしに、いまだ東雲近き折りから、海上の絶景やや眼を覚ますが如く、東方すでに明なんとして、暁の雲紅に海日車輪にひとしくほのぼのとさしあがれば鶯などが左右に啼かはしぬー」あなたは、どんな印象を持ちますか?
昔は間越峠と書きました。 海山町と尾鷲市の境を分ける馬越峠は、中世のままの石畳道(約2km)が残されており、馬越峠を代表するものである。 尾鷲地方は日本一多雨地帯であるため、大雨から道を守る(土砂の流出や崩落を防ぐ)目的で、敷石状に作られたと思われる。石は階段のように敷きつめられ、石と石の隙間を少なくするよううまく組み合わせ、足の行くところ、踏みしめるところに石がうまくおかれている。 また、天狗倉山山頂からは尾鷲市、八鬼山から高峰山に至る山並み、熊野灘の見事な眺望を楽しむことができる。
かつては山賊や狼が出没!? いくつもの峠を越える熊野古道のなかでも、一番の難所と言われる道。その険しさに加え、かつては山賊や狼が出没し、旅人を震えあがらせたという。 ここで、行き倒れた巡礼も多く、石畳の傍らには町石を兼ねた石仏や墓碑が多い。 登り口には尾鷲節歌碑が建ち、檜林・石畳の道を通り、途中七曲がりと呼ばれるジグザグ道を上る。九木峠・三木峠を通り、八鬼山山頂へ。山頂には「さくらの森エリア」の展望台があり、天気が良ければ志摩半島から那智山まで見渡せる絶景の広場である。 名柄一里塚跡を通り、三木里へ向う。
海を眺めていい気分! 入り江の集落、三木里と賀田を結ぶルートで、海岸線を行く国道311号を見下ろしながら歩く眺めのいいコースだ。 賀田湾口を望む岬の上を行く三木峠と羽後峠の前後、勾配が急な部分には階段状の石畳が残っており、苔むした岩石の転がる涸れ川とともに、古道気分が満喫できる。 羽後峠から延々とつづく猪垣の長さは、熊野古道の中でも一番といわれるほど、最長だと思われる。 熊野古道・伊勢路の中でもかなり初心者向けのコースである。
じりょう自領・たりょう他領がなまって・・ 尾鷲市曽根と熊野市二木島を結ぶ古道で、その峠は甫母(ほぼ)峠と呼ばれいる。 中世には峠が志摩国と紀伊国の境であったため、志摩国側の曽根村にとって自領と他領に分かれることから、この名前がついた。 JR賀田駅から登り口までの海岸沿いには千年以上も昔からあるという飛鳥神社がある。登り口を入り南の関所跡・安定寺跡を過ぎ、鬱蒼と茂った檜林・石畳道を登ると甫母峠に登りつく。 峠の下り道ところどころから、二木島湾口の楯ヶ崎が見え隠れし、楯を並べたような岩壁は、<熊野の海金剛>とも呼ばれている。さらに下ると猪垣記念碑や、みごとな石垣の残る場所がある。
伊勢と熊野の神々が逢う峠 杉や檜の植林の中を、ほぼ全行程にわたり、石畳道が断続してはいるが、当時の面影をとどめている。 熊野古道の中では初級者向けの快適なハイキングコースである。 登り口に近い道脇右手に「二木島の一里塚」と「キリシタン燈籠」がある。これを過ぎて少し登ると、国道311号線に出る。ここからの二木島湾の眺めが良い。 二木島峠を越え、ひと登りすると逢神坂峠に至る。逢神坂峠から苔むした石畳を道を下ると新鹿浦に降り立つ。 新鹿海岸は白砂の海岸で、砂浜も広々とし、透明度も抜群であり、南紀を代表するビーチである。
竹林の中でヒーリング・・・峠のあたりは、美しい竹林があり、風にそよぐ竹林の中を歩いていると、中国の山地に遊ぶ心地がするとか。ところどころに残る石畳や、延々と続く猪垣とあいまって、まことに雅趣のある古道である。波田須は徐福伝説で知られた里であり、石仏や弘法石清水など、古跡の多いところである。また、弘法大師がこの道をお通りになった際、足跡を残した場所として岩に足型のくぼみがある「弘法御足跡水」があり、くぼみには霊水がたまり、年中枯れることがないようだ。
厳かな気持ちで・・・ 江戸時代の観音信仰から生まれたといわれる観音道。江戸時代、全国に観音信仰が普及し、地方にも三十三観音霊場が飛躍的に増え、泊観音も、比音山清水寺と呼ばれ、古くから近在の人々が観音講をつくり参詣した。そして多くの信者により西国三十三ヶ所の石仏が寄進されたという。 最後の大きな観音像から約十分で清水寺下の石段に着く。石段を登りきると小さな広場があり、正面が本堂。戦後、住職が亡くなったため無住寺となり、祀られていた木造千手観音像は現在大泊の清泰寺(せいたいじ)に安置されている。今は建物も朽ち、立ち入り禁止である。 観音信仰が盛んだった往時の賑わいを偲び、三十三体の観音様が見守る観音道を、歩いてみてはどうだろう。
昔は交通の要所でした。 登り口を入って間もなく、道の両脇に竹林が現れる。杉や檜が多い熊野古道で、独特の風情を醸し出している。なだらかな上り坂が峠まで延びており、道に沿うように猪垣も続く。 峠に残る等身大のお地蔵様には、昔、鉄砲の名手が、この地蔵を化け物とまちがえて撃ってしまったという鉄砲弾の跡が残されている。峠からの下りは快適で、さらに途中の梅林のあるあたりからの七里御浜の眺望は素晴らしいものである。 松本峠から15分ほどで鬼ヶ城へ着く。秀吉の時代に作られらという城跡があり、桜の季節は見事な桜並木である。
日本の渚百選と日本最古の神社 熊野市木本から和歌山県新宮市の熊野速玉大社に向かう道は、七里御浜街道(浜街道)と呼ばれ、海岸線に沿った道である。 七里御浜は、熊野市から熊野川河口までの延長25kmにもなり、吉野熊野公園に指定されている。 花の窟は日本書紀にいう国生み神話に登場するイザナミノミコトの葬地として祭られ、高さ70mの岩そのものがご神体である。 毎年2月2日と10月2日に、巨大な花で飾った日本一といわれるしめ縄をひく「お綱かけ神事」は、県の無形民俗文化財に指定を受けている。
一年中風のやむことのない峠・・・ 御浜と紀和の町境が風伝峠である。現在は峠の下をトンネルが貫通し、随分楽になったが、標高257mの峠が奥熊野と和州北山とを結ぶ最短コースとして、江戸時代以前から重要な役割をはたしていた。 風伝とは風巓の当て字で、本来は風のよく通る峠を意味し、尾呂志は峠から吹き下ろす風伝おろし颪が転じたものといわれる。 夏から初秋にかけては、峠から下ってくる朝霧が見事である。道は途中から旧311号と重複しており、峠までは舗装はされてはいるものの、曲がりくねった旧国道を峠まで登っていくと、昔からあった茶屋が今でも建っている。
展望場から望む「丸山千枚田」は絶景! 通り峠は、本宮道と分かれ吉野方面へと至る「北山道」である。 登り口からほどなく小石のごろごろした地道となり、やがて苔むす石畳道になる。勾配が少しきつくなり、ゆるやかなカーブを登ったところが峠となる。 木立の中に「子安地蔵」と呼ばれる左腕に子供を抱いた首のない石仏が祭られている。 展望台から望む「丸山千枚田」は1,300枚を超えるという棚田の斜面に広がる景観は絶景だ。特に青畳を敷きつめたような初夏、黄金の簾を山全体にかけたような初秋はさらに絶景である。
名古屋→熊野古道【行き】 名古屋から熊野古道へのアプローチバス 片道料金 おとな/2,500円 3歳~小学生/1,500円 ※往復申し込みの場合は(片道あたり)おとな/2,250円 3歳~小学生/1,250円 熊野古道→名古屋【帰り】 熊野古道から名古屋へのお帰りバス 片道料金 おとな/2,500円 3歳~小学生/1,500円 ※往復申し込みの場合は(片道あたり)おとな/2,250円 3歳~小学生/1,250円
名古屋→熊野古道【行き】 名古屋から熊野古道へのアプローチバス 片道料金 おとな/2,500円 3歳~小学生/1,500円 ※往復申し込みの場合は(片道あたり)おとな/2,250円 3歳~小学生/1,250円
熊野古道→名古屋【帰り】 熊野古道から名古屋へのお帰りバス 片道料金 おとな/2,500円 3歳~小学生/1,500円 ※往復申し込みの場合は(片道あたり)おとな/2,250円 3歳~小学生/1,250円